《栃木県Webサイト探訪》

鬼怒川・川治

鬼怒川温泉は、1600年代末に発見され、江戸時代の間は日光に参詣する大名や僧侶が立ち寄る温泉としてもっぱら利用されました。効能としては、特に火傷に効くとのことです。

明治時代に入って一般に開放され、さらに昭和になって下野電気鉄道(現在の東武鉄道)が敷設され、首都圏から手軽に行ける温泉地として賑わうようになりました。

一方、川治温泉は、鬼怒川温泉の20年~30年後に発見されました。当初から一般に開放されていたようで、効能は一般的な傷とのことです。

現在、鬼怒川・川治に車で行く場合は、東北道の宇都宮インタで日光道路に乗り換え、そのまま日光を目指します。そして、途中の今市インタで降り、国道121号線を行くのが便利です。日光市今市(旧今市市)の市街地を北に出て大谷川だいやがわを渡り、大桑バイパスを北上すれば、東武鬼怒川線と並走し、やがて鬼怒川温泉郷の所在地、日光市藤原(旧藤原町)に入ります。


鬼怒川温泉
鬼怒川温泉郷

鬼怒川温泉

鬼怒川の支流である板穴川を渡ると直ぐ、鬼怒川有料道路へ通じる新道(直進)と、右方向の旧道に分かれます。旧道を行くと、再び東武鬼怒川線と並走しながら渡るのが鬼怒川本流に架かる絶景の中岩橋、渡った先が鬼怒川の表玄関・藤原町高徳です。

一方、新道を進むと幾つものテーマ館が並び、その先の交差点を右折すれば、下って先ほどの旧道に合流します。下りずに直進すると有料道路に入り、終点から鬼怒川環状線の右岸道路に接続します。

宇都宮方面から鬼怒川温泉へ行く場合、日光宇都宮道路を使うなら、大沢料金所で降り県道279号線を行けば、大桑までの近道となり今市市街を抜けずに済みます。もし、一般道の日光街道(国道119号線)を使うなら、桜並木の六本木丁字路から県道77号線へ入り、子どものもり公園、塩野室、佐貫観音、船生を通って高徳という経路もあり、混雑回避にいいでしょう。

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川治温泉:

鬼怒川の渓谷に沿って鬼怒川温泉街・龍王峡・川治温泉郷・五十里いかりダム・五十里湖と続きます。

北には、会津西街道(国道121号線)をさらに進んで、山王峠を越えて、会津田島から会津若松へと通じます。並行する渓流は五十里湖以北で男鹿おじか川、鉄道は野岩やがん線からやがて会津線へと変わります。

東には、会津東街道(国道400号線)、あるいは南側の日塩道路から塩原温泉を抜けて東北道へ出ることができます。

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湯西川・川俣

五十里湖の西端から男鹿川支流の湯西川を遡れば、平家落人の里として知られる湯西川温泉。手前の川治から西に転じて鬼怒川上流を目指せば、川俣湖・川俣温泉・女夫淵めおとぶち温泉を経て奥鬼怒へと到ります。川俣方面へは、この川治ルートの他に、大谷川を日光から渡って霧降高原道路を抜けて大笹牧場から降りる経路、今市の大谷向だいやむこうから渓流魚センター方面へ入り大笹牧場の脇へ出る経路の2つがあります。

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